HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)について


「HSP」は、生まれつき持っている気質です。「ADHD」などの脳機能の障害とは違うため、診断はできません。

他人の感情に影響を受けやすく、細かな刺激にとても敏感なため、傷つきやすいことがあります。高い共感力なども原因で過度な自己犠牲をしてしまい、自己肯定感が低くなってしまうこともありますが、感受性の豊かさは強みでもあります。

共感性が高く感情表現に優れていて美的感覚に敏感なため、音楽や芸術などに興味を持ちやすく才能が開花される傾向があります。

 

「眠れない」「疲れやすい」「気分が落ち込む」「自信が持てない」など、うつ病と似た状態が日常生活で継続することもありますが、医学的には全く異なるものと考えられています。

 

からだのおとLaboでは、不登校のお子さんの施術もさせてもらっています。

病院では「起立性調節障害」や「逆流性食道炎」と診断されていることが多いようですが、一緒におしゃべりをしているとHSP気質のような感覚が私には感じられます。匂い、音、肌触り、そして一人ひとりが放つ目線や言葉からの「圧力」みたいなものを全身で受け止めてしまい疲弊して登校できません。人は話す時に言葉だけではなく、その裏にまた同時に別のもの、その人が感じていることも表現しています。「気配」です。その目には見えない「気配」を感じ取っているのがHSP気質の方たちです。

 

HSPの方はとても色々なことに敏感なので、意に反することや、強い刺激などは苦手です。薬の服用などにも敏感なため、効果よりも副作用に強く反応してしまうため上手くいかないことが多いようです。HSP気質の方にはできるだけ刺激の少ないもので心と身体を調整することをおすすめします。強い刺激で矯正されてしまうと反発する力も強く出るためますます状況は悪化してしまうからです。

 

お子さんたちをみていて驚くのは、自分の背骨の椎骨(背骨は椎骨という小さな骨が24〜26個、積み重なって形成されています)が1箇所でも曲がっていることをちゃんと自覚できていることです。これは大人ではほとんどわからないことです。この小さな変化にでも気づいてしまうことはHSPの特徴です。

 

周りからは理解してもらえませんが、自分にとって自然ではないことなのでとても居心地が悪く不快でストレスを感じています。とくに自分を理解できるまでの思春期の頃は色々な刺激で脳がパニックになりそうになっていると思いますので、月1ペースでのメンテナンスで身体を整えてあげると個人差もありますが脳も安定してきます。

 

私自身もそうなのでとても理解はできます。

そんなHSPの方たちにとてもおすすめです。

 

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