自律神経のアンバランスについて

 

自律神経のアンバランスの原因は、ストレスが一番の原因だと私は思っています。たとえば敵が近づいてきたら、自分の身を守るために身体に力を入れて防衛反応しますよね、あれと同じです。自律神経は背骨の周りを通っているため、背中の筋肉が固まっていたり、背骨を柔軟に動かせないと自律神経もうまく機能できません。背骨やその周りの筋肉を緩めることで自律神経の働きが活発になり、心身ともに健康になります。

 

身体は正直です。自分はなにがストレスなのかわからなくても、身体が先に反応します。苦手な環境にいれば筋肉を硬くして、呼吸も浅くなります。ただ身体は素直にストレスに反応しても、自分の頭では無自覚な場合が多く、そのあと力を抜くことも忘れ、その後もそのストレスで固めた筋肉が体に残ってしまい、その硬直したままの筋肉が神経を圧迫して痛みを引き起こします。無自覚で入れた意識の緊張は、温泉に入っても、マッサージで緩めても、もっと奥深い芯の部分に起こる緊張なので何年経っても残っていることがあります。

 

厄介なんです。

 

人間は毎晩、熟睡中に一日疲れた臓器に血液を集中させて物質交換をして修復し、翌朝はまたゼロの状態でスタートします。心身の健康には「熟睡」が一番大事なりますが、不調の方はうまく眠ることができません。どうすれば気持ちよく安心して毎晩眠れるようになるのか。私はずっとそのことを追求しています。

 

心理面からのアプローチなどもあるかと思いますが、それには時間がかかります。行動から変える方が効果は早いので「早寝早起き」が一番ですが、やはりそれでも時間はかかると思います。

 

筋肉と神経が緩めばいいのです。

 

「からだのおとLabo」の施術は、脳神経が緩み、脳ストレスの誤作動による痛みや不調は施術中にすぐに消えます。一般的な施術と違い左右に同じ施術はしません。きちんとお身体を観察して、そのお身体に合う、手足を軽く揺らす優しい施術だけをして、神経と筋肉を緩ませ、自律神経のバランスを整えて痛みのなかった元のお身体に戻します。もちろんお身体はみんな違うので全ての人に合うものは存在しません。気弱だった、自分を責めてばかりいた私自身が自分の健康のために、役者を通して心や身体、整体、呼吸法、アロマ、心理学、過去のトラウマによる筋肉の抵抗をとるなどいろいろなことを学び観察してきたことを、今こうして皆さんに共有させていただき、その効果を感じています。

 

 

最後に。

西洋医学では「からだ」を診ますが、東洋医学では「こころ」「気」を大切にします。感受性の強い方こそまずは自分のからだに「気持ちよさ」や「心地よさ」を与えてあげてください。身体の緊張が取れて緩んだら、筋肉に指令を出していた脳が神経を通して緩んでいき、元に戻ります。

 

皆様が健やかな心と身体を取り戻せますように。

 

 

【自己紹介】